身体が歪んでいない人はいません

人の体は多少の差こそあれ、歪んでいるものです。

歪みの原因は普段の姿勢・生活習慣が原因です。そして歪みは、人が生まれた時からその人の生活と一緒に変化していきます。

つまり歪みとはその人の癖のようなものなので、施術でいったん矯正をしても、普段の生活により、元の歪んだ状態に近づいてしまいます。

背骨の歪みのほとんどは骨盤の歪みが原因であり、さらに、慢性病の80％は背骨（骨盤）の歪みが原因といわれています。

骨盤は人間の土台です

人間の体は家と似ています。家は土台があって、その上に柱や屋根があります。
人間の体を家に例えると「土台」が骨盤、「柱」が背骨、「屋根」が頭にあたります。

家の土台が何らかの原因で傾いてしまったらどうなるでしょう？
柱は傾き、その上にある屋根は更に大きく傾いてしまいますね！
人の身体も家と同じように、骨盤が歪んでしまったら背骨や頭が傾いてしまいます。

ただし、背骨は柱とは違い、24の椎骨がつみき状に積み上げた構造になっているため、頭を水平に保つように無意識に背骨を曲げて調整してしまいます。これが背骨の歪みです。頭を水平に保っているので、本人は背骨が歪んでいることに気づきません。

背骨は人の柱であり、神経の保護管でもあります

背骨は筒状の形をしており、その中を脊髄が通っています。脊髄は中枢神経の束で、脳から身体の中心をまっすぐ貫く神経回路です。

更に脊髄を幹とすると、そこから全身に神経の枝が延びています。神経の枝は全身の各臓器器官と結びついており、脳と各臓器器官との情報伝達を絶えず行っています。

背骨のズレは神経を圧迫します

背骨が歪むとその内部を通っている神経を圧迫し、その先の神経、さらにその神経が伝達している器官に痛みや痺れが出たり、機能低下がおこってしまいます。

様々な症状を引き起こします

つまり、土台となる骨盤が歪むと、骨盤から背骨、神経、内部器官まで芋づる式に悪い影響が出てしまいます。
腰痛・膝痛・坐骨神経痛・頭痛をはじめ、不眠・眼精疲労・手足の冷えといった慢性疾患の80％は骨盤の歪みに起因すると言われています。

2023年8月6日更新